JAS構造材について

ヒュートでは品質・性能が保証されたJAS構造材を標準仕様として採用しています。
JAS構造材を使うことで安定した品質の建築材料で安全性の高い木造建築を建てています。
※JAS(ジャス)とは、 Japanese Agricultural Standardの略称で「日本農林規格」のこと。
JAS構造材を使用する理由
1 品質・性能
JAS規格では集成材の外面の品質だけではなく、見た目ではわかりにくいホルムアルデヒド放散量・強度性・接着性などについて、試験方法と適合基準が定められています。
JASマークの付いている集成材は、JASが定める基準以上の品質を持つ製品であることになります。
原材料である木材は天然物であるため製品の品質バラ付きがあります。
JASはそのばらつきが一定の範囲内にあることも含めて基準化しています。

2 等級の明確化
構造用のJAS製材には目視等級区分と機械等級区分があります。
目視等級区分
材面の品質が人の目で等級区分されています。
節の数や大きさ・年輪の間隔などを測定して、1級から3級までの3段階で分けられています。1級のほうが節が少なく、強くて良い材料なので、見た目もきれいな材料になることが多いです。
機械等級区分
専用の機械で曲げ試験機等で数値を測定し、ヤング係数で区分されます。
曲げヤング係数の測定値によってE50からE150までの6段階に分けています。機械等級は1本ごとに測定するので、より実際的な強度が示されます。見た目で判断されないため、E90の強い材料であっても節が比較的多い場合もあります。

3 集成材の種類
2種類に区分されます。
同一等級構成集成材
同じ品質の板を積層した集成材
異等級構成集成材
外側の層ほど強度の強い板を配置して積層した集成材

4 構造見学会
構造見学会では、建ててからでは見られない構造材や断熱材など、どんな素材が使われているのか確認できる機会です。
ヒュートでは定期的に構造見学会を実施しております。これから店舗や倉庫などをお考えの方だけでなく建築関係の方もどうぞご参加ください。
※現在開催予定の見学会はございません。




